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【小樽】市立美術館での炭鉱と音楽

スタッフ 奥田萌

先週、9月2日(土)は小樽にある「市立小樽美術館」で演奏をさせていただきました。

小樽は北海道最初の鉄道・旧手宮線で産炭地と結びついていたそうです。

厳しい自然にさらされる北海道の生活に加え、危険を伴う労働と背中合わせのなか、

炭鉱に住む人々は強い絆で結ばれ、生活を守り、そこにしかない精神文化を形成して行きました。

そんな日本の近代化に大きな役割を果たした炭鉱にまつわる美術作品、資料ならびに、

手宮線に関する資料、炭鉱に生きた人々の労働や生活、文化をご紹介する

特別展「蘇る炭鉱の記憶」が開催中で、

その特別展示の中で、演奏をさせていただきました。

※この特別展示は夕張市教育委員会、小樽市総合博物館の収蔵品により展示。

9月17日(日)まで開催中!!お時間のある方はぜひ一度見にお伺いして見てください!!!

実は、ちょうど10年前に夕張市の美術館が財政再建団体移行のために閉鎖されることが

決まった際、大平まゆみさんは、最後の訪問演奏へお伺いさせていただいたそうです。

その時に館長だっだ上木和正様が、今回、演奏を聴きにいらしてくださいました。

10年ぶりの再会でした。

北海道津々浦々、演奏活動をしていると出会いが繋がることが多くあります。

その出会いは、人と人のご縁だけではなく、北海道の各地域の精神文化と歴史が

深いところで繋がっていて、いつも学ぶことが多くあります。

炭鉱も、北海道の開拓には欠かせなかった近代の歴史。

最近は、月形町の囚人追悼式にお伺いし表舞台ではない開拓の歴史を知りました。

歴史は変わることがないけれど、どう伝えるかで今を生きている方々に

影響を与えることができる重要な資源だと感じました。

この機会に私ももう少し勉強をして、

訪問演奏でお伺いさせていただいた先の歴史や文化を少しでも、

このブログを通じて、

皆さまにお伝えできたら良いなと思いました。


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