昨日は、有島武郎の追悼記念「星座忌コンサート」で
演奏をさせていただきました。
札幌を出発する頃は土砂降りだった雨も、
コンサートが始まることには
小雨から晴れに変わり、ニセコアンヌプリを背景に
演奏をさせていただきました。
遺影の横で演奏をさせていただき、
キリスト教との関わりもあったことから、
アベマリアや、作詞された札幌農学校の校歌「永遠の幸」も
演奏させていただきました。
今回は、とても不思議なご縁で
有島記念館の主任学芸員の伊藤さんとお会いすることができました。
暖かく柔らかく情熱的な方で、演奏会終了後には、施設をご案内いただきました。
私は『有島武郎』と聞くと「生まれ出づる悩み」が第一に浮かびますが、
恥ずかしいことに、それ以上のことは殆ど知りませんでした。
展示室は、レンガと鉄鋼で作られ、地元の方々の思いがいっぱいに詰まったお部屋です。
展示をもっともっと時間をかけて読みたいと思うほど
有島武郎さんは魅力的な人生を送られた方でした。
左:まゆみさん、中央:伊藤さん、右:スタッフ(私)
また、三浦綾子さんの『母』と言う企画展示があり、
この展示を見て、私は目いっぱいに涙が溜まって、思わず溢れてしまいそうでした。
小林多喜二の母「セキ」さんの、愛と貧しいながらもある時代を生き抜いた
母の姿を感じることができます。
ぜひこの機会に一度『有島記念館』へいらしてみてください!!
このような施設が末長く、
文学と芸術の歴史を繋いでいてくださる場所であっていただきたいなと
心から思いました。
北海道 ニセコ町 有島記念館
http://www.town.niseko.lg.jp/goannai/arishima.html
私も10月までにもう一度訪れてみたいと思います。