日曜日、午前中の予定が早く終わったので、
急いで支度をして天満敦子さんのリサイタルに行った。
ギリギリの時間、当日券を求めて前から6列目の席に座ったら間も無く始まったコンサート。
高校時代の2年先輩。昔からおおらかで明るくて、天真爛漫。
天満さんという名字がぴったり。大好きな尊敬する先輩だった。
今日もニコニコしながらステージに現れ、豪快にバッハの無伴奏ソナタ第1番を弾き始めた天満さん。
その音色は深く暖かく、特に低音はキラキラしたストラディバリウスには珍しいほど太い。
天満さんならではの音色、歌い方にすっかり魅せられてしまった。
個性的な、いわゆる天満節を存分に聴かせてくださるその演奏は、
最近多いきっちりとした正確な演奏法とは異なっている。
それがとても新鮮で、いろいろと悩むことの多かった私に大きな勇気を与えてくれた。
先輩、ありがとうございました。私も自信を持って、大平節を見つけていきたいと思います。
大きく平和な音楽。名前に負けないような演奏を目指します!