先週の金曜日(7月29日(金)は、コーチャンフォー新川通店での
クラシックディナーコンサートでした。
メンバーは
大平まゆみ(ヴァイオリン)他、
佐藤郁子さん(ヴァイオリン)、青木晃一さん(ヴィオラ)、坪田亮さん(チェロ)の
弦楽四重奏です。
今回のプログラムは、
『東ヨーロッパの民族音楽』
チェコの作曲家でありピアニストであったスメタナと、
チェコ民族学派を代表するドヴォルザークの民族性、地域性豊かな音楽を
お楽しみいただきました。
♦︎ドヴォルザーク「ユーモレクス」
弦楽四重奏曲「糸杉」より 第1番・第11番
♦︎スメタナ 弦楽四重奏曲 第1番「我が生涯」より 全楽章
今回は、スメタナの「我が生涯」全楽章は30分の曲ではありますがそう、
そう感じさせない演奏でした。
この曲は、聴力を失ったスメタナが隠遁生活をして間もなく完成させた曲だそうです。
聴力を失ったにもかかわらず、作曲をし、付けたタイトルが
「わが生涯」。彼の生涯に対する強い思いを感じます。
第1楽章の開始においてヴィオラが高音域で主旋律を奏でることや、
終楽章において第1ヴァイオリンがハーモニクスでホ音の保続音
(スメタナに聞こえていたという幻聴の象徴。実際にはイ長調の主和音が聞こえていたという)
を奏でることで有名で、当時は奏者がなかなか見つからなかったそうです。
曲の完成から2年後。
初演でヴィオラを演奏したのが、ドヴォルザーク。
クラシック音楽には、それぞれに物語と歴史がありますね。
さて、
”もっと身近にクラシック音楽を♪”
次回のコーチャンフォーディナークラシックは
10月28日(金)フランス音楽の夕べです。
お時間ある方は、ぜひお越しくださいませ〜★