木漏れ日~Newアルバムに対する思い~
- 大平まゆみ
- 2016年7月15日
- 読了時間: 1分
安平町早来に、築100年、石造りの酒蔵があります。
40人も入ればいっぱいになってしまう小さな酒蔵です。
そこで年に1度、秋の夜のコンサートを始めて10年の月日が流れました。
その間に旅立たれた方々、新しく生まれた命…。思い出が築かれていきます。
2年目だったでしょうか、演奏会前に練習していた私の姿を入り口の外から
デッサンしてくださった画家がいらっしゃいました。
今は亡き畠山直樹さん。
デッサン帳からそのページを取ってそのままプレゼントしてくださったのが、
このCDの表紙です。額に入れて飾ってあったのですが、
娘たちが「一番ママらしい」と言っていたことを思い出し、
CDのジャケットにお願いしました。
畠山さんの作品は、その後購入した油絵と、
ヴァイオリンの形をした石に絵を描いてくださったものを大切にしていますが、
実はこのデッサンの紙の裏にもう1つ、練習姿を描いてくださっていました。
いつかそれも皆様に観ていただけたら、
畠山さんも喜んでくださるでしょうか。
